仕事で毎日ヘトヘト。やっと帰ってきた部屋が散らかっていると、さらに気分が沈んでしまう。「片づけなきゃ・・・でもそんな余裕ないよ。」
そう思いながら、ずっと後回しにしていませんか?
私もそうでした…。仕事から帰ってきて、クタクタな状態で掃除なんて…。とてもじゃないけど無理ですよね😅
でも、整理整頓された空間というのは、ただ見た目がきれいになるだけじゃなく、心の疲れを癒してくれる場所にもなるんです。
今回、この記事では一人暮らしの私が忙しくても少しずつ片付け続けることで、心にどんな変化があったか、そして誰でもできる簡単な習慣についてお話します。

部屋の状態と心の状態はつながっている
人は無意識に、目に入るものから情報を受け取っています。
散らかった部屋というのは、言ってみれば「情報過多」の空間。無意識に脳が処理しようとして、実はストレスになっているのです。
実際、環境心理学の研究では「散らかった空間は脳にとって情報過多となり、ストレスや集中力の低下を招く」と言われています(※参考:環境心理学の論文など)。
私も、以前は部屋が散らかっていても気にしていませんでした。
机の上は書類や空のペットボトルでいっぱい、床は脱ぎっぱなしの服や物でごちゃごちゃしているという状態。
でもある日、「帰宅してホッとするどころか、部屋を見てどっと疲れる自分」に気づいたんです。
そこで、机の上だけでも毎日片付けることから始めました。
たったそれだけなのに、不思議と気持ちが落ち着くようになって、「あ、部屋って自分を癒してくれる場所になるんだな。」と実感しました。

忙しくてもできる”小さな整理整頓習慣”
とはいえ、いきなり家じゅうを片付けようとすると挫折します。
私もそうでした。片づけ始めて数週間後、調子に乗って、いろいろな場所を片づけていると、逆に片づけのハードルが上がりモチベーションが下がってしまい、一時元の状態に戻ってしまったこともあります。
大切なのは、「小さな範囲で、短い範時間だけ」やること。
おすすめの方法
- 1日1箇所だけ片付ける(引き出し1つでもOK)
- テーブルの上だけ整える、と決める
- タイマーを5分に設定して”片付けタイム”を作る
私が今でもしているのは、「夜、机の上の使ったモノ全てを定位置に戻す」だけ。5分もかかりません。それだけでも、翌朝の気分は全然違うんです。

整理整頓された空間は、心を休める場所になる
整理整頓が進んでくると、自分の家がお気に入りの場所となり「家に帰るのが楽しみ」になりました。
片付いた部屋に入ると、自然と深呼吸したくなるし、ちょっとしたカフェ気分も味わえます。
一人暮らしって、何かと心細かったり孤独を感じることもありますよね。
でも、部屋が心地よくなると”自分にとって安心できる場所”が1つ増えたような、そんな感覚にるんです。

おわりに
整理整頓は、少しずつでいいんです。
毎日忙しくても、1日5分だけ…いや、1分でもいい。
自分のために整えることで、心がじんわりと軽くなってきます。
散らかっていてもいい…でも時々、自分の心をいたわるために、ちょっとだけ整えてみませんか?
「片づけること=自分を大切にすること」
そんなふうに思えるようになると、毎日の暮らしも少しずつ変わってきますよ。