なんとなく落ち着かない日、ふと部屋を見渡すと、モノがあふれていることに気づくことがあります。
「どうしてこんなにちらかっているんだろう…」と自分を責めそうになったとき、ちょっと立ち止まってみてほしいんです。
もしかしたらその”モノの多さ”は、あなたの心ががんばってきた証かもしれません。
当時、仕事も年末に向けて忙しく、心も体も疲れ切ってしまい、インフルエンザにかかったしまった時でした。その時はしんどくて部屋の片付けや掃除などできず…というか考えることもできない状態でした。2日くらいたったころ治ってきたので部屋を見渡すといろんなところにモノが散乱していました。この状態を見て改めて「あの時自分は部屋がこんな状態になるほど頑張ってたんだな…」と実感しました😌
モノと感情のつながりに目を向けてみると、暮らしはもっとやさしく整えられるようになります😊
モノが増える理由は”心”にある?
「片づけても片づけても、すぐにモノが増えてしまう」
そんな経験ありませんか?

たとえば…
- 忙しい日々のごほうびにコンビニで買ったスイーツ
- なんだか不安で、つい買いこんでしまった日用品
- 孤独を感じて、誰かとのつながりを求めてポチっとした雑貨
モノが増える背景には、心の動きが隠れていることが多いんです。
私も現在でも不安やプレッシャーを感じたとき、大量にお菓子(主にポテトチップス)を買い込み食べてしまうことが多々あります。
その度に罪悪感を感じ、自分を責めていました。
そうなったとき、自分が好きなポテトチップスさえ嫌いになったりします。そんな悲しいことってないですよね😢
ストレス、寂しさ、不安、プレッシャー。
そうした感情を埋めるように、私たちは”モノ”を手にしてしまうことがあります。
決して悪いことではありません。
それだけ、心ががんばってきたということ。
でも、知らず知らずのうちに、部屋も心も窮屈になってしまうことがあるんです。
感情とモノの関係に気づくと、見える世界が変わる
モノが増えてしまう原因に「心の状態」が関係していると気づくと、片づけは単なる作業ではなく、自分を見つめる時間になります。

たとえばーー
- 使っていないのに捨てられないモノがある
→「また使えるかも」という不安や「捨てたらもったいない」という罪悪感。 - 同じようなアイテムを何個も持っている
→「失うこと」への恐れや、「これさえあれば安心」という思い込み。 - モノに囲まれていると落ち着く
→「ひとりじゃない」と思いたい、空白を埋めるような感情。
こうした心の声に気づくだけでも、「なぜこれを手放せないのか」「なぜ買いたくなるのか」が少しずつ見えてきます。
私の場合、お菓子を大量に買い込んでしまう理由としては、
仕事やプライベートで誰かから過度に期待されるとプレッシャーを感じる。「完璧にやらねば!」と思うも「失敗するかも…」という思いもありさらにプレッシャーと不安も上乗せさせてしまいます。
それに備えるためか「完璧にこなすために好きなものを食べエネルギーを補給しておかなければ!」と思い、大量に買い込んで食べる。
こう無意識にインプットされているのではないかと思います😅
しかし、これを明確化したことで「あっ💦大量に買い込もうとしている。さてはプレッシャーに感じていることがあるな!もしかしてあの事か?😁でも、大量に食べても逆にしんどくなるだけだから適量にしておく方が備えになるよ。そして、そもそも完璧にこなす必要もないし。大丈夫😌」と過度なプレッシャーを手放すことができました😁
モノと感情のつながりに気づくことで、片づけは”ただ手放すだけの作業”から”自分にやさしくする時間”へと変わっていきます。
心が落ち着くと、モノも自然と減っていく
焦りや不安が強いときほど、私たちは「何かを足すことで安心しよう」としています。
先程のお菓子を大量に買い込もうとしている私自身も安心しようとしているのかもしれません。
けれど、心が少し落ち着いてくると、”もう、そんなに持たなくても大丈夫”という気持ちがふっと芽生えてくるものです。
必要以上のモノを手放せるのは、「なくても大丈夫」と思える心の余裕があってこそ。
だからこそ、片づけはがんばるよりも、まずは”今の自分を整えること”がとても大切です。
たとえばーー
- 5分だけ静かな時間をつくる
- スマホを手放して、ぼーっとしてみる
- 散らかっていても「今日はこれでいい」と受け入れてみる
私の例でいうと、
「そもそも完璧にこなす必要もないし。」と受け入れることも心が落ち着くひとつの要因となりえます。
こうした心を休める小さな習慣が、結果的「手放せる心」を育ててくれます😌
モノと向き合うことは、自分と向き合うこと
片付けは、ただモノを減らす作業ではありません。
「なぜ、これを手放せないのか?」
「このモノを持っていると、どんな気持ちになるのか?」
そんな問いかけを通して、自分の内側と向き合う機会になります。
持ち物には、感情が宿っています。
- 昔の思い出が詰まった手紙
- 買ったことで満たされた気持ち
- 誰かとの関係性をつなぎとめるためのモノ
そうした「感情の名残」が、手放しづらさにつながっていることもあります。
誰か大切な人からもらったものはよくそうなりがちです。私も昔の恋人からもらった手紙を何年も捨てられずにいました。その頃は、うつ病が寛解して数か月、仕事にも就いておらず友達もいない状況…なんとなく寂しさを感じていたのかもしれません。あの楽しかった思い出…捨ててしまうことでその思い出すらもなくなってしまうように感じていました。
でも、その感情に気づいてあげることで、少しずつ「もう大丈夫」と思える日が来るかもしれません。
そのものを捨てたからといって思い出までなくなることはありません。
その思い出は自分の心の中に大切に収納されることになるのだから😌
片づけとは、自分にとっての「大切」を見極める旅でもあるのです。
おわりに|心を整えると、暮らしも整う

「片づけたいのに、うまくできない」
そんなとき、もしかするとモノの多さよりも、心のざわつきが原因かもしれません。
モノと心は、深くつながっています。
気持ちが落ち着いてくると、自然とモノも整ってくるものです。
片づけは、決して急がなくていい。
大切なのは、自分の気持ちと丁寧に向き合うこと。
モノと向き合う時間は、自分を大切にする時間でもあるのです。
モノが減っていくほどに、心もすっと軽くなるーー。
そんな変化を、あなたのペースで感じていけたらと思います。
🌿今日の小さなヒント
・モノを手放す前に「今の自分の気持ち」に目を向けてみる
・不安や焦りを感じたら、まずは深呼吸をひとつ
・完璧を目指さず、自分にやさしい片づけを
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